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サスペンション

XJR1300のOHLINSリアショックをオーバーホール ─ ロッド研磨で復活

YAMAHA XJR1300

YAMAHAリアショック

XJR1300に装着されたOHLINS製ツインショックのオーバーホールです。ロッドは研磨で対応でき、シール類とオイルを一新。全国から宅配便でお預かりしています。

YAMAHA XJR1300に装着されていた、ÖHLINS(オーリンズ)製リアショックのオーバーホールをご依頼いただきました。ピギーバックタンク(本体脇に付く別体タンク。減衰用のガス室を分けることで安定した動きを出す構造)を備えた、ツインショックタイプです。

入庫時の状態

外観上は大きな損傷もなく、スプリングやタンクの仕上げも保たれた状態でした。ただしリアショックは、外から見て問題がなくても内部のオイルとシールは確実に消耗していきます。

ÖHLINSに限らずリアショックは、走行距離よりも「装着してからの年数」で判断すべき部品です。乗る機会が少なくても、シールのゴムは硬化し、オイルは酸化していきます。

分解して分かったこと

分解して内部を確認したところ、ロッド(ピストンロッドの略。シリンダー内を往復する軸)に交換が必要なほどの打痕や腐食はなく、研磨で対応できる状態でした。

ロッドに深い傷が入っていると、そこを通過するたびにシールを傷つけ、オイル漏れの原因になります。今回は研磨によって表面を整え、シール当たり面を回復させています。

image 写真:研磨後のロッドとシールヘッド、バンプラバー 表面が均一に仕上がり、シールが正しく当たる状態に戻っています。

行った作業

  • 分解・洗浄
  • ロッド研磨
  • シール類一式交換
  • オイル交換
  • ガス封入・組み付け
  • 作動確認

組み上げ後

新しいオイルとシールで組み上げたことで、伸び側・縮み側ともに減衰がはっきりと立ち上がる状態に戻りました。ストローク途中で抜けるような感触がなくなり、全域で均一な手応えになっています。

XJR1300で気をつけたいポイント

XJR1300は車重があり、ツーリングからワインディングまで幅広く使われる車両です。そのぶんリアショックにかかる負担は大きく、へたりが進むと「ギャップでリアが跳ねる」「二人乗りで底付き感が出る」といった形で表れます。

ÖHLINSをはじめとする社外ショックは、オーバーホール前提で設計されています。純正ショックのように「へたったら交換」ではなく、定期的に手を入れることで長く使えるのが利点です。装着から5年以上、あるいは動きに違和感を覚えたタイミングで一度点検されることをおすすめします。

料金と納期

今回の作業は、送料込み・税込68,000円でした。ロッドが研磨で対応できたケースです。ロッド交換が必要な場合や、スプリングの塗装・仕様変更を伴う場合は金額が変わります。作業内容によって変動しますので、目安としてお考えください。

全国から宅配便でお預かりしています

リアショックは車両から外して送っていただければ作業できます。北海道から沖縄まで、全国からご依頼いただいています。

現車確認が不要なため、お住まいの地域を問わずご相談いただけます。

ご依頼・ご相談は info@hiiragi-tech.app までどうぞ。