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サスペンション

イナズマ1200のSHOWAリアショック ─ ロッドの縦傷によるオイル漏れを再メッキで修復

SUZUKI イナズマ1200

SUZUKIリアショック

イナズマ1200のSHOWA製ツインショックから、オイル漏れが発生していました。ロッドに縦傷が入っておりシールを侵していたため、再メッキで表面を作り直したうえでオーバーホールを実施しました。

SUZUKI イナズマ1200に装着されていた、SHOWA製リアショックのオーバーホールをご依頼いただきました。オイル漏れが発生している状態でした。

分解して分かったこと

漏れの原因は、ロッド(シリンダー内を往復する軸。表面には硬質クロムメッキが施されています)に入った縦傷でした。

ロッドはオイルシールの内側を毎ストローク行き来しています。この表面に縦方向の傷があると、傷が溝となってシールの密閉を通り抜けてしまいます。ロッドが伸びるたびに、傷に沿ってオイルが外へ運び出される状態です。

シールを新品に替えても、ロッド側に傷が残っていれば同じことが起こります。シール交換だけでは直らないのが、このパターンです。

研磨ではなく再メッキを選んだ理由

ロッドの表面が荒れている場合、対応は大きく二通りあります。

研磨は、表面をわずかに削って整える方法です。傷が浅く、メッキ層が十分に残っている場合に有効です。

再メッキは、既存のメッキを剥がして下地から作り直し、あらためてメッキを施して仕上げる方法です。傷が深く、研磨で削り切ろうとするとメッキ層が薄くなりすぎる場合に必要になります。

今回は傷が深く、研磨では取り切れない判断となったため、再メッキで対応しました。表面を作り直すことで、シールが正しく当たる状態に戻しています。

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行った作業

  • 分解・洗浄
  • ロッド再メッキ
  • オイルシール・ダストシール交換
  • ブッシュ交換
  • ブラダ(オイル室とガス室を隔てるゴム製の隔膜)交換
  • マウントブッシュ交換
  • オイル交換・ガス封入
  • 組み付け・作動確認

ブラダは経年でゴムが硬化・膨潤し、破れるとオイルとガスが混ざって減衰が安定しなくなります。分解する機会に交換しておくべき部品です。

マウントブッシュも同様に、痩せると取り付け部にガタが出て異音や動きの渋さにつながります。

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組み上げ後

新しいシールとオイルで組み上げ、漏れのない状態に戻りました。ロッド表面が均一になったことで、動き出しの引っかかりもなくなっています。

リアショックのオイル漏れについて

リアショックからのオイル漏れは、多くの場合ロッド表面かシールのどちらかに原因があります。

車体に付いた状態では、リアショック本体は泥や水を浴びやすい位置にあります。飛び石や砂を噛んだまま作動させると、ロッド表面に傷が入ります。傷が入った状態で乗り続けると、そこからシールが削られ、やがて漏れに至ります。

**ロッド周りに滲みを見つけたら、早い段階で見ていただくことをおすすめします。**漏れ始めた直後であれば研磨で済むケースでも、そのまま乗り続けて傷が深くなると再メッキが必要になり、費用も納期も変わってきます。

料金と納期

今回の作業は、税込85,000円でした。再メッキを含むオーバーホール一式の金額です。

再メッキは外部の専門業者に出す工程が入るため、研磨で対応できる場合よりも納期をいただきます。ロッドの状態は分解してみないと確定しないため、お預かり後に判断のうえご連絡する形になります。

作業内容により金額は変動しますので、目安としてお考えください。

全国から宅配便でお預かりしています

リアショックは車両から外して送っていただければ作業できます。北海道から沖縄まで、全国からご依頼いただいています。

現車確認が不要なため、お住まいの地域を問わずご相談いただけます。

ご依頼・ご相談は info@hiiragi-tech.app までどうぞ。